いちご栽培
いちご栽培
昨日のブログで紹介したイチゴ農家からは、滋賀県のマニュアルに従ってつくる、と聞きました。このことについて滋賀県のホームページで調べてみたところ、滋賀県のイチゴは少量土壌培地耕という養液栽培で行われていることが分かりました。
少量土壌培地耕とは、滋賀県農業技術振興センターが開発した養液栽培技術で、
①環境にやさしい栽培システム
②連作障害が回避
③きつい作業から開放
④最初でもベテランと同等の品質・収量
⑤導入コストが安い
といったメリットがあり、イチゴ、トマト、キュウリ、メロン栽培で普及が進んでいるとのことです。なるほど、竹下さんのビニールハウスで見た内容そのものでした。
環境にやさしい滋賀県の技術で、安心・安全・新鮮、そして甘さ満点のイチゴが生産されれば、滋賀県の農業振興となります。また、システム化されることで、担い手不足に悩む地域の新規就農者が期待できます。特に、新規就農される方には技術・収入という点で心強いものになると思います。
反面、農業のシステム化は、自然とともに生きるという視点からは離れるところがあります。更に最近では、ハイテクを駆使して工場で生産する野菜があるそうです。本来、野菜栽培は工場生産ではなく自然の中で生産されるものです。この原点を置き去りにしてハイテク化が進みすぎると、将来に何か問題が起きないのかな? と心配する私がいます。