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近江薪炭
コミュニティビジネスで地域の課題を解決する
近江薪炭は近江通商株式会社の薪炭事業部として、地域が抱える課題をビジネスの手法により解決する事業を進めています。「里山再生」を合言葉に、伝統的な里山の利用・管理手法である「薪づくり」や「炭焼き」を通して、人と自然、人と人の結びつきを理解しながら、物をつくる苦労や喜びを体感することができるビジネスモデルです。
滋賀県産の「薪」と「炭」「炭焼き窯」の販売
- 琵琶湖畔の里山で伐ったクヌギ・コナラの「薪と木炭」の販売
- 簡易炭化炉として好評な「ドラム缶炭焼き窯」の販売
里山再生事業:木の伐採と原木買取り
- 山林や雑木林、住宅や別荘地で支障となった「木の伐採(支障木伐採)」
- 里山整備などで伐られた「原木(丸太)買取り」
近江薪炭クラブ
琵琶湖畔の里山をフィールドに、地域の人たちと近江通商株式会社が力を合わせて里山再生に努めています。併せて、週末の林業家を育成するプログラム「近江薪炭塾」を開催しています。
近江薪炭塾
- 里山再生を合言葉に、伐採から搬出・玉切り・薪割りと棚積、炭焼きを学ぶ週末林業家育成プログラムです。
- 初めての方でも安全にチェンソーや刈り払い作業が行えるように指導します。
- 薪づくりにチャレンジしたいと考えている薪ストーブ愛好家には最適のプログラムです。
- 各地に週末林業家が誕生して、里山再生が実現することを期待しています。
- 詳しくは、近江薪炭塾をご覧ください。
- 近江薪炭クラブの活動は、近江通商株式会社の支援・助成を受けています。
合言葉は里山再生
- 里山とは
里山とは、人が手入れを行い利用することで守られている二次的な山林である雑木林、農地、小川、ため池などにより構成される空間をいいます。
かつて里山は、農林業などにともなう様々な人間の働きかけを通じて環境が形成・維持され、食料や木材などの供給・文化伝承の場として日本固有の文化的な景観を形成していました。
- 里山の危機
琵琶湖畔の里山は、昭和40~50年代の土地開発ブームにより宅地分譲されました。
しかし宅地としての利用が進まず、周辺の森林とともに放置されてきたことから環境の変化が進み、雑木や雑草、竹が密集して荒れに荒れて入ることもできません。
また、クマやニホンジカ、サル、イノシシなど生き物にとっても棲みにくい環境となり、獣が人里へ出没するという状況になっています。
- 里山再生プロジェクト
雑木林に一歩足を踏み入れると大径木化したコナラの大木が立ち枯れ、倒木寸前の危険な状況です。いわゆるカミキリムシの一種であるカシノナガキクイムシが媒介するナラ菌によるナラの立ち枯れです。この虫は老木を好むことから雑木林の30年生以上を中心に伐り、萌芽更新によって再生させる必要があります。
そして伐った木は林外に運び出し、エネルギーとして利用することが脱炭素社会にとって大切なことと考えています。
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