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床下の湿気対策

床下の湿気対策

床下湿気対策:床下竹炭

私は、炭焼きをする中で炭の効果を実感していますが、今日は近江通商株式会社の建築士として床下の湿気対策についてコメントをしてみたいと思います。

湿度の高い日本では、昔から床下湿気対策として炭を使う習慣があります。娘の嫁ぎ先は忍者の里:滋賀県甲賀市の大きな旧家ですが、敷炭をしていない箇所は木材の腐食やシロアリの被害を受け、敷炭をしている箇所は被害を受けていないということです。この様な話は、京都や滋賀の由緒ある神社仏閣からも聞くことができます。

娘夫婦が暮らす家は大きく立派ですが、今回、建替えることよりも古民家再生(リフォーム)の道を選んだようです。賢明な選択だと思いますが、問題は床下の湿気対策です。

意外な話かもしれませんが、近年では新築住宅の床下にカビが発生する事例が増えています。この主な要因は、コンクリートや建築資材に含まれる水分です。最近の住宅は工期が短く、資材が乾かないままに完成させてしまうからです。この問題については、次の機会にコメントをすることにします。

そこで、古民家再生(リフォーム)にあたり二つの提案をしました。
1.先ずは、外気からの湿気対策として
①敷地境界の塀を取り払うこと。または部分的に格子状のものに変えて敷地全体に風の道を確保すること。
②庇を撤去して敷地境界から住宅外壁までの距離を確保すること。大きすぎる建物のスモール化により風の道を確保します。
③住宅と離れをつなぐ渡り廊下(通路)は平屋で独立基礎にすること。家と家をつなぐ渡り廊下で風の道を塞がないようにすること。

2.次に、地面からの湿気対策として
①地面に防湿シートを敷いた上に基礎コンクリートを打設すること。
②外気・地面、基礎コンクリートからの湿気対策として床下に竹炭を敷くこと。
もちろん床下竹炭は弊社のものを提供しますが、この二点で床下の湿気や結露にともなうカビの発生やシロアリに悩むことなく健康に暮らすことができます。併せて、木造住宅の耐久性を格段に高めることができるのです。

竹炭には無数の孔があり、雨期の湿気をどんどん吸収し、乾燥期に水分を放出して常に湿度をコントロールする働きがあります。この調湿機能は半永久的に続きます。また空気中からは湿気だけでなくタバコの嫌な臭いやアンモニア臭、有害な化学物質などを吸着するという優れものです。皆さん、参考にしてみてください。
近江通商の床下竹炭ホームページ
http://oumi-tsusho.com/index.php?go=GXitP0

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