滋賀県産の「薪」と「炭」、「ドラム缶炭焼き窯」の販売、木の伐採、支障木伐採、近江薪炭塾

薪の積み方

薪の積み方

薪の積み方

薪づくりを始めた頃は、薪小屋なるものをつくり、薪割り直後に生木で積んでいました。

薪割りをしていると大きなカミキリムシをよく見かけます。そのカミキリムシは雨の当たらない生木の薪を狙って産卵する、ということを知りました。そして秋の9月ごろに卵がかえって被害が出ます。

カミキリムシの幼虫であるテッポウムシは好んでクヌギ・コナラの薪を食べるようです。冬になって、乾燥した薪を持つと粉がサーと舞い落ち空中に漂います。それを吸ってしまうと気持ちが悪くなります。

こうしたムシの被害を防ぐためには、薪割り後は雨風とお日様にさらして乾燥させることを同業者さんに教わりました。薪は土用まで雨ざらし というらしいです。つまり、産卵期には薪小屋に生木の薪を置かないようにする、ということです。

そういえば、私の父も夏ごろまで放置していたことを思い出します。その理由は、雨ざらしで木の表面を柔らかくして乾燥を促す、という話だったと思います。これも成るほどです。

そして、薪の積み方です。薪を早く乾かす秘訣は、南北方向に二列に積み、列と列の間は3m程度空けることです。こうすることで全ての薪に朝から夕方まで太陽の光があたりますし、季節風もしっかり受けることができます。薪の乾燥で大事なことは、日差しと風ですが、特に風通しが大事です。

しかし今年は雨と湿気が多くなかなか乾きません。でも、このように積んでおけば天気の回復次第で早く乾かすことができるでしょう。今後の天気の回復に期待したいと思います。

もう一点は、足元です。
これまではパレットに積んでいましたが、今年から一部の薪棚の台をブロックにしました。やはりブロックの方が乾きが早いです。写真でもお解りのとおり、高床になるので下段の方も風通しがよくなり早く乾いています。来年以降は、このブロック方式で積んでいこうと考えています。皆さんも参考になさってください。

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