滋賀県産の「薪」と「炭」、「ドラム缶炭焼き窯」の販売、木の伐採、支障木伐採、近江薪炭塾

愛栄講

愛栄講

愛宕講の文書

私の暮らす地域では、愛宕さんの名で知られた愛栄講があります。

もちろん火伏せの神様として毎月お祭りをさせていただいています。今月は我家が当番です。

年末には、愛栄講供養揚げとして全員が集まり食事を共にします。昔はそれぞれの家でつくった郷土料理とすき焼、お神酒でたいそう賑やかなものでしたが、今は簡素化で幕の内弁当とお神酒だけです。

また毎年二名が愛栄講代参として京都市の愛宕神社までお参りし、火伏札をいただいて各家庭に配布します。

この代参には体力が必要です。
本来は、清滝のバス停から徒歩で約3時間の山道を登ります。運動不足の折には大変です。今は、高雄から林道を経由して徒歩で約50分です。

昨年は、私と近所のSさんとで代参をしましたが、それぞれ夫婦で行ったので4名で歩きました。この林道はトレッキングコースにもなっているらしく、多くの人々が行き交います。

悪く言えば楽して(ズボラをして)お参りさせていただいているようなものですが、このルートでさえ息絶え絶えの思いで登る方もあります。私は、若いころに清滝から3回、高雄から4回の代参を経験しています。

明治三一年と明治四二年の古文書を開けてみると、二代または三代前の方々の名前が出てきます。当時の講社人名簿からは二十名で構成されていたことが窺い知れますが、現在は十三名です。

段々と参加する人が少なくなっていく愛栄講ですが、少なくとも私の代は継続していきたいと思っています。火のある暮らしに感謝し、火の用心をお願いして!

ブログ人気ランキングに参加しています。ブログをご覧いただいて良ければ左のボタンのどれかをクリックして下さい。今後ともご協力をお願いします。

コメント


認証コード6384

コメントは管理者の承認後に表示されます。

powered by HAIK 7.3.9
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. HAIK

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional